車いす地球一周の船旅

車いす家族の地球一周の船旅


■地球をぐるっと回って■

 94年の4月末から104日かかって地球を回ってきました。ピースボートの地球一周の船旅。せっかくこの星に生れたのだから、一度はぐるっと回ってみたかったのです。沖縄から西回りで、南シナ海、インド洋、アフリカ、地中海、パナマ運河を通って横断。途中、マラリアだ、?!子供が発熱だ!と危ない場面も何回かあったのですが、皆さんのお蔭で(特にナース奈緒ちゃん)なんとか無事かえってきました。ありがとうございます。行程は全部で約5万キロ。17の港に寄ってきました。今でもたくさんの海が、身体のどこかで揺れていて、ぼーっとしています。回ってみると意外と地球は小さい?と感じます。広い世界とセコイ自分。自分に見えるもの。地球のあちこちで暮らす人が見るもの。色んなことが次々湧いて、噛むほどに味が出るスルメ(?)のような体験でした。

■心に残ったこと■


●見渡す限りの紺碧の海。白い航跡。ビール片手にデッキチェアーでの昼寝。サイコー!(あちこちの海で)

●フンさんのシクロ(三輪自転車)に乗って一日中ゆられ続けたダナンの街。(ベトナム)


●サルボタヤ運動の小さな実践の村での娘達の踊り、ロドリコさん心尽くしの歓待。(スリランカ)

●インド洋上で見た満天の星。
●エメラルドグリーンの海の中に生える一本の木。(モルジブ)
●戦闘で切断した足が痛くて堪えられない!何とかしてと訴えるソマリアの若者。(ウガンダの難民キャンプ)

●身体からエネルギーが溢れ出る、アフガンのリズムとダンシングに圧倒される。スゴイナァ!(ケニア・モンバサ)

●パレスチナ・イスラエル・旧ユーゴ・カンボジア・グァテマラ…世界には何と問題が多いのだろう!(あちこちで)


●薄紅色に染まるアデン湾の夕暮れ。油を流したようなまったりとした海。(ソマリア)

 
●ピラミッドの砂漠・アクアポリスの丘に皆に引っ張って貰い車いすで行けたこと(エジプト・ギリシャ)


●遠いポルトガルで活動する、虐殺の島・東チモールの人たちとの出会い、頂いた手紙(リスボン)

●意外と日常的な船内生活。狭い共同体の関りの中で見えるどうしようもない自分。(船内)


●ハーレムの小さなジャズクラブ「SHOWMEN'S CAFE」沸きに沸いたロニーの名演奏(ニューヨーク)

●最後の寄港地で船の仲間2人がまさかの交通事故死…(ハワイ)

 感動、喜び、怒り、涙、病気、無気力、日常、驚き、悲しみ…世界のあちこちに触れながら、自分の内面(駄目なとこ)が写しだされた気もします。自分はどこにいるのか。どこにいくのか。ズシンとボディブローでも食らったようです。 ではでは。

(皆に見せたいなぁと、ビデオ撮ってきました。ビデオ撮ってきました。ビデオは凄いね。中々良く撮れてます。地球一周の気分結構味わえますよ。見に来てくださいね。)